参院選の仕組み・投票方法

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こんばんは。数日ぶりの更新です。

先日無事、統計検定の受検を終え、自己採点しても絶対合格という自信が持てない状態であります。

さて、昨日、ついに参院選が告示されましたね。

私は比例代表では山田太郎議員という方を応援しているのですが、小選挙区の候補者はなかなか決められません。

山田議員のツイッターを見ていると、参院選の仕組みを勘違いしている人に説明するという場面をよく目にします。

そこで、参院選の仕組みや投票方法をまとめたいと思います。

その前に、役に立つWebサイトを掲載しておきます。

読売オンラインの候補者一覧ページ http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2016/kouji/

総務省の届け出情報 http://www.soumu.go.jp/senkyo/24hce/meibo_shijinashi.html

選挙区と比例代表

前提として、国会には衆議院と参議院があります。二院制というやつです。参議院と衆議院では選挙のルールが異なるので注意してください。

今回は参議院に絞って説明します。

参議院議員選挙(参院選)は、有権者が参議院の議員を選ぶ選挙です。

参議院議員の任期は6年ですが、3年ごとに「半分だけ入れかえ(改選)」を行います。ですので、今回の参院選でも「改選組(2010年当選組)」と「非改選組(2013年当選組)」がいます。「改選組」を新たにどう入れ替えるかを有権者が決めます。

選び方は、「選挙区制」と「比例代表制」の2つがあります。

立候補者は立候補するときにどちらで出るかを決めます(選挙区で出る場合はどの地域で出るかも決めます)。

有権者は、選挙区と比例代表のそれぞれについて、好きな投票先に投票します。

選抜枠が2部門あり、立候補者はどちらの枠でチャレンジするかを決めて応募し、審査員である有権者が2部門に対して審査を行う、という感じです。

この2つの部門は選抜方法が異なるので、しっかり把握して投票しましょう。投票方法を間違えるとせっかくの票が無効になってしまうことがあります。

比例代表制

まず、ややこしい比例代表制から説明します。

投票用紙は、「白い紙に赤い文字」です。

比例代表制は、全国統一の候補者に対して有権者が投票する制度です。

比例代表からの立候補者なら、「あの政治家は東京の人だから大阪在住の私は投票できないね」ということはありません。現に、山田議員は東京を中心に活動していますが、大阪に住む私が投票します。

基本的に個人名で投票するのですが、日本全体で一つの選挙区というような状態なので、議席数(当選枠数)も多いですし、立候補者も多いです。今回は48個の席を164人が争います。

それだと、投票するのがめちゃくちゃ大変ですね。168人の中から1人を選ばないといけないのかい、と。

そのため、比例代表制では「党名での投票」が可能です。

個人名を記入して「この人を当選させたい」という意思表示をすることも可能ですし、それが大変なら、政党名を記入して「この党の人を当選させたい。この党の人なら誰でもいい」という意思表示をできます。

したがって、応援している政治家が比例代表から立候補する場合や、しっかり考えて特定個人を指定して投票したい場合は比例代表でも「個人名」で投票するのが良いです。

一方、特定の一人を決めるのが面倒で、支持政党がある場合は「政党名」を書くと良いです。

何もかもが分からないという人は、政党名が12個あるので、サイコロ振るなり鉛筆を転がすなりして1つに決めましょう。

比例代表で投票できる政党は以下の12党です。個人名で投票する人には関係のない情報です。

  • 「社会民主党(社民党)」
  • 「国民怒りの声(怒り)」
  • 「おおさか維新の会(維新)」
  • 「公明党(公明)」
  • 「日本共産党(共産党)」
  • 「幸福実現党(幸福)」
  • 「自由民主党(自民党)」
  • 「新党改革(改革)」
  • 「日本のこころを大切にする党(日本)」
  • 「生活の党と山本太郎となかまたち(生活の党と山本太郎)」
  • 「民進党(民進)」
  • 「支持政党なし(支持なし)」

届け出順。カッコ内は届け出た略称。

議席の獲得方法については、別の記事で詳しく扱おうと思っていますが、「政党全体の得票数(政党名での得票数+その党から立候補する人への個人名での得票数の合計)」によって議席(48個)を各政党に分配(ドント式というやつです)し、各政党の中で、個人名得票の多い順に獲得議席に割り当てられていきます。

つまり、「政党間のバトル」で議席をいくつか獲得したのち、「政党内でのバトル」で獲得議席を争う椅子取りゲームを行うのです。

個人名投票はこの「同じ政党の候補者同士のバトル」での票にもなります。政党名での投票は政党間バトルのみの票になります。

そのため、支持する候補者がいる場合は、その人の個人名で投票しないと、その政党の別の人が当選する手助けになってしまうかもしれないので、注意が必要です。

基本的には「個人名」か「政党名」か「政党名の略称」を書きますが、書き間違いや名称の一部のみの記入であっても、どこに投票したかがある程度判断できれば有効票として扱われます。もちろん、ひらがなでもOKです。

詳しくは別の記事に書こうと思いますが、「按分(案分)」という制度により、苗字が同じ人が複数いる場合に、その苗字だけを書いた場合でも、上手いこと処理されるようになっています。

ただし、今回の選挙で比例代表に「民主党」と書いたときにどういう処理になるのかは不明です。名称に「民主党」が含まれる政党は「社会民主党」と「自由民主党」なので、この2つに配分するのか、投票者の意思を推察して「民進党」に入れることになるのか……。(参考記事:新潟日報モア - 比例代表の投票、「民主票」大量発生?

以上が比例代表の投票方法です。

【比例代表制まとめ】

白い紙に赤い文字の投票用紙。

「個人名」か「政党名」を記入。ひらがなでもOK。

「政党名」は「略称」でもOK。ただし、どの党か特定できるように。

政党全体の得票数に応じて議席が配分され、各政党内で個人名得票の多い順に議席を獲得する。

できるなら「個人名」で投票するのが良い。でも大変。

選挙区制

続いては非常にシンプルな選挙区制です。

投票用紙は「黄色(クリーム色)の紙に黒い文字」です。

日本全体をいくつかのブロックに区分けして、各ブロック内で当選者を決める制度です。

立候補者は、「どの選挙区で出るか」を決めます。

有権者は、自分が投票できる選挙区(基本的には、住民票のある場所)で立候補している候補者の中から一人を選んで「個人名」で投票します。他の選挙区の候補者には投票できません。

政党名を書くと無効票になるので注意してください。

今回は45個の選挙区があります。基本的には都道府県単位なのですが、人口の少ない「鳥取・島根」と「徳島・高知」は2県で1つの選挙区になっています。「合区」とよばれているやつですね。「一票の格差」を是正するためです。

それぞれの選挙区には、いくつかの当選枠数(改選数と呼ばれます)があり、その枠数を超える数の候補者が席を争います。

例えば大阪選挙区では、4つの当選枠を9人の候補者が争います。改選数は4ですが、有権者は4人を選ぶことはできません。1人を選びます。

改選数が最も多い東京選挙区では、改選数6に対して31人もの候補者が立候補しています。

当選者の決め方は単純で、得票数の多い人から順番に当選します。大阪選挙区なら上位4名が当選します。

非常に単純なのであまり書くことがありませんね。

ちなみに、よくニュースなどで聞く「野党共闘」とは、改選数が1である(1人しか当選しない)選挙区、すなわち「一人区」において、野党4党(民進、社民、生活、共産)が「候補者をぶつけない」という戦略を取っていることを指します。

例えば、とある一人区で民進党と社民党が候補者を擁立した場合、「反与党(反自民)」の有権者が「民進党に入れる人」と「社民党に入れる人」に分かれてしまい、結局、「与党支持(自民支持)」の有権者の票(一人の自民候補に集まる)に勝てなくなる、ということが起こるかもしれません。

このように「反与党(反自民)の票が割れる」ということを避けるために、野党4党は対立しないように調整しているのです。

ただし、この共闘によって、例えば自民党には入れたくないけど共産党にも入れたくない、という人が投票先を失い、結果として野党4党以外の野党(維新、改革、こころなど)が有利になるということもあるかもしれませんね。

話が逸れましたが、まとめておきます。

【選挙区制まとめ】

黄色(クリーム色)の紙に黒い文字

必ず「個人名」で投票

投票先は自分が投票できる選挙区の立候補者

各選挙区の改選数の数だけ、得票数の多い順に当選する

他の選挙区の候補者には投票できない

全体のまとめ

【比例代表】

48議席を12政党が奪い合います。

各政党の立候補者の中で「個人名での得票数が多い順」に議席を獲得します。

日本全国どこにいる有権者も、全候補者(164人)の誰にでも投票することが可能です。

「個人名」で投票するのがベストですが、面倒だという人は「政党名」や「政党名の略称」で投票することができます

【選挙区】

日本全体を45個のブロック(選挙区)に分け、各選挙区で当選者を決めます。

各選挙区にはバラバラの「改選数(当選枠数)」があります。

必ず「個人名」で投票します。

比例代表と選挙区を比較すると、

比例代表 選挙区
改選数 48 73
候補者数 164 255
投票先 比例代表の候補者全員 自分の選挙区の候補者のみ
投票方法 個人名を記入(政党名でも可) 個人名を記入
投票用紙 白い髪に赤い文字 黄色(クリーム色)の紙に黒い文字

となります。

以上、参院選の投票方法のまとめでした。

何か気付いたことがあったら追記します。

比例代表の議席配分方法とか曖昧な記入内容の扱いとか、別の記事で詳しく扱う予定のテーマがあります。

それでは、また。

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