UTAUの仕組み

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今回の記事は、UTAUを持っていない人や入門者向けに、UTAUの合成方法の一番基本的なところを書いていきます。

そもそもUTAUとは何かというと、VOCALOIDと同じく、歌唱合成ソフトです。

シンガーを設定して音符と歌詞を入力すると、入力通りに歌ってくれます。

UTAUはシェアウェアで、音源もごく一部を除き無料で配布されているので、一切お金を掛けずに楽しめます。(お金を払うとちょっといい機能が使えるみたいです)

UTAUとVOCALOID、目的は一緒ですが、仕組みは全く異なります。

UTAUの基本的な仕組みはとても分かりやすく、声の入ったwavファイル(音声ファイル)と切って伸ばしてピッチ変えて繋げるだけです。

UTAUの音源には「単独音」「連続音」などの種類があります。(れんたんじゅつとかCVVCとか他にもあります。)

単独音は、「あ」とか「か」とか「し」とか「ん」とかの声を録音しただけです。

音符をつなげるとき、一瞬で次の歌詞に移ると不自然なときがあるので、そのときはちょっとクロスフェードさせます。

スクリーンショット 2015-03-04 10.41.41

この場合、「し」の子音が長いので、「か」の母音から徐々に移って違和感を無くしています。

カ行、タ行、パ行などの破裂音の場合はクロスフェードしなくて大丈夫です。

しかし、どうしても単独音だと違和感は無くしきれません。

そこで、「ある文字の発音は前の母音の影響を受けるのではないか」という発想と、「同じ母音で移れば遷移時の違和感もないだろう」という発想から、「連続音」が生まれました。

「あーしー」という音が入った、[a し]というファイルが存在し、「かー」の「あー」の母音部分と「あーしー」の「あー」の母音部分でクロスフェードし、拍の頭に「しー」の発音が来るようにすれば、クロスフェード部分も、「か」から「し」に代わる部分も自然に聞こえるのです。

スクリーンショット 2015-03-04 10.49.49

こんな感じです。(赤でわかりやすく書き足しています。)

さっきと似てますが、遷移部分が同じ母音なので不自然さはありません。

たとえば「いろはにほへと」と歌わせたければ、

[- い][i ろ][o は][a に][i ほ][o へ][e と]

という歌詞にするのです。([- ]は前が無音ということを表しています。)

ただしこれだと「か」にたいして[- か][a か][i か][u か][e か][o か][n か]の7つを録らないといけません。

実際は「かーかーきーかーくー」という5音を録音し、切り取って[- か][a か][a き][i か][a く]を一気に作ったりしますが、それでも結構大変です。5音分の長さ、同じ音程・音量をキープするのが難しかったりします。

そこで、連続音の滑らかさと中の人(音源製作者)の労力の両方を考慮した「CVVC音源」というものが登場しました。

が、CVVCについては今回は触れません。理屈は知っていますが使ったことないので。

UTAUは調声晒し(プロジェクト画面公開動画)が多いので、ニコニコ動画で調べてみるとなんとなくわかると思います。(朝音ボウでdollsを歌わせた動画が素晴らしいです。)

この機会にUTAUに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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